近隣センター移転計画対策委員会 2015年度
新地区会館に関する要望(8月17日付けで市に提出)
2015年8月17日
豊中市長 浅利 敬一郎様新千里東町地域自治協議会
会長 小川浩一
日頃より、新千里東町の地域自治活動に関しまして、種々ご高配賜り深謝申し上げます。
さて、当協議会は、東町近隣センター移転建替え計画のうちの地区会館及び付帯する広場計画について、住民がこの先50年以上に亘り愛用する重要な拠点となりますので、ベストな成果を得るよう努めてまいりました。この度、当協議会の意見要望を以下の通りまとめましたので、これらの実現に向けて格別のご高配を賜りますようお願い申し上げます。
ちなみに、この要望のとりまとめにおいては、当協議会傘下の専門委員会が住民に対する2回のアンケート調査、近隣住民へのヒヤリング、住民全体集会における意見交換会、4度のワークショップ等の折りに得た住民の意見要望を整理し、当協議会理事会の承認を得たものです。
新地区会館に関する東町地域自治協議会要望
新地区会館に関する要望案
全体配置図
新地区会館内計画図
移転建替え計画変更図の説明
配置計画
現在の「青葉」の跡地一帯を公益ゾーンとし、地区会館+公益施設(郵便局?)を建てます。この施設は、平屋の建物+オープンスペース(庭のようなもの、イベント広場ほどの規模はない)を計画しております。
地区会館等の配置は公益ゾーンの中で車道と離れた位置が適当。
道路計画
東と西の開発区画の間の医療ゾーンまでの南北道路は、車道+両側歩道。
西側区画のマンション用駐車場への進入路は、車道+歩道。
今回開発区域のその他の部分は、歩道(歩行空間)。
工事工程
工事工程は、以下の順番で取り壊し、建築、移転となり、地区会館等の施設、商業施設とも仮設建物への一時移転が生じないよう工夫しております。
- 東側区画の建替え⇒民間マンション+商業施設(1階部分)が移転します。
- 現在の「あおば」の場所は、取り壊し後、公益ゾーンに生まれ替わり、地区会館+公益施設の建物とオープンスペースが建築され移転します。
- 現在の「近隣センター建物」の場所には、民間マンションが建設されます。
規模
地区会館の建物面積は、市の持つ資産価値と容積(空中権)の売却益等で建設されるため、基本的に現在の東町会館程度の面積規模が想定される。
今後の計画検討にあたっては、若干のプラスαで検討した後、実現可能な規模の中で、住民ニーズ等の優先度の高い順に機能を盛り込みます。
建物形状
公益ゾーンと民間マンションゾーンは一体として開発される。地区会館等の建物上部の容積(空中権)を民間マンションに移転(譲渡)して建設費の一部に充てる。従って、地区会館等の建物の上部への2階の積み増しは、民間マンションの建物容積を減らし採算を低下させ、また、地区会館側は建設費の捻出に考えている容積の譲渡益を充てられなくなり実現不可能です。
他の案
用途地域規制、日影規制、都市計画法の規制など様々な条件に配慮しつつ、東町の要望を出来る限り考慮して工夫した結果、公益ゾーンと民間マンションゾーンの一体開発計画となった。この案は考え得るベストなもので、工事工程も含めて考えると、他に実現可能な案としては元の形になります。
今後
東町地域自治協議会は、公益ゾーンの位置、地区会館+公益施設の建物が平屋建て、なおかつ、仮設建物への一時移転が生じない建替えの今回の計画提示について了承することと致しました。
今後は地区会館内の施設のレイアウトプランと機能の優先順位付け、及びオープンスペースの位置取りなどの検討に注力していきます。
以上